スカイチーム加盟のベトナムのフラッグキャリアで全日空が出資するベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)と、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)は22日、機内インターネット接続サービス(InFlight Connectivity=IFC)の導入に関する覚書(MOU)を締結した。
覚書によると、HVNはVNPTと協力し、2025年中に米国・欧州行きの国際線と一部の国内線でIFCサービスを導入する。残りの路線についても、2026年以降に順次導入していく方針。
協力内容には、実施計画の策定、手続きの実施、ハードウェアおよびソフトウェアの整備、運用サポートなどが含まれる。
IFCの通信速度は最大60Mbpsとなる見込み。搭乗客は飛行中に、仕事のテキストメッセージを送ったり、ポッドキャストを聞いたり、映画鑑賞したりなど個人的なニーズに応じてインターネットを利用することが可能となる。
現在、IFCサービスを導入している民間航空機は世界中で1000機以上あり、2035年までに、この数は2万4000機余りに増加すると見込まれている。