地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)はこのほど、米国で販売中のスポーツ用多目的車(SUV)「VF8」の車載エンタメとして、ソニーグループ(Sony Group)の動画配信サービス「RIDEVU」を導入すると発表した。これにより、ビンファストは「RIDEVU」を搭載する世界初の自動車メーカーとなる。
RIDEVUは、ソニーグループ傘下のソニーピクチャーズエンタテインメント(SPE)が開発した自動車向けアプリで、年間2000本以上の映画を配信。同アプリは、ビンファストのサービスパッケージ「VFコネクトプライム(VF Connect Prime)」に統合される。
RIDEVUのコンテンツは定期的に更新され、ユーザーは年間最大100本の映画を無料で視聴可能。さらに、アプリ上での購入やレンタル、ポイント交換により有料映画を楽しむこともできる。
ドライバーは安全確保のため、停車中のみセンタースクリーンで映画視聴が可能。一方、同乗者はスマートフォンやタブレットなどと同期することで走行中でも視聴が可能となる。
なお、同サービスは米国で引き渡される「VF 9」にも導入予定で、年内にはカナダ市場のビンファスト製EVにも搭載される見通し。