地元紙によると、ベトナムにおけるバンカシュアランス(銀行窓口での保険販売)事業が急速に発展しているという。保険料収入全体に占めるバンカシュアランスの割合は、2016年が10%だったのに対し、2018年は20%、2019年1-8月期は30%に拡大している。
専門家によると、2019年の保険料収入は前年比+20%増となる見込み。このうちバンカシュアランスの伸び率は+30~40%に達すると予想され、同事業による保険料収入は今後も増加すると見込まれている。
最近では、10月にイタリアの保険大手であるゼネラリ保険(Generali)のベトナム現地法人ゼネラリベトナム(Generali Vietnam)とフオンドン銀行(OCB)が、バンカシュアランスに関する事業提携契約を締結した。
これに先立ち、消費者金融会社プルデンシャル・ベトナム・ファイナンス・カンパニー(Prudential Vietnam Finance Company)は、韓国系の新韓ベトナム銀行(Shinhan Bank Vietnam)と戦略的提携契約を締結した。
また、マニュライフ(Manulife)も、アジアコマーシャル銀行[ACB](Asia Commercial Bank)の店舗網を通じた保険商品の販売について合意を得ている。