国内の航空各社は現在、需要刺激策として、ホーチミン~ハノイ線の運賃割引キャンペーンを実施している。往復運賃は100万VND(約4800円)前後となっており、テト(旧正月)の600万VND(約2万8700円)から大きく引き下げられた。出発期間は2月末から3月初めまで。
各社が販売する同路線の往復運賃を見てみると、地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)子会社のバンブー航空(Bamboo Airways)が約140万VND(約6700円)で販売しており、これが最も高い水準。一方、格安航空会社(LCC)ジェットスター・パシフィック(Jetstar Pacific Airways=JPA)は約98万5000VND(約4700円)で最も安い。
また、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は110万~120万VND(約5300~5700円)、LCC最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は120万~130万VND(約5700~6200円)で販売している。
なお、国内の航空各社は中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大対策の一環として、ベトナムと中国を結ぶ路線の運航を一時停止しており、航空業界は直接的な打撃を受けている。