東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港(第1期)のサブプロジェクト3(旅客ターミナルなどの施設建設)の投資主であるベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は1日、大手国営銀行のベトコムバンク[VCB](Vietcombank)、ヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)、ベトナム投資開発銀行[BID]BIDV)の3行との間で、同サブプロジェクト向けの総額18億USD(約2830億円)の融資契約を締結した。
締結式にはファム・ミン・チン首相も出席した。今回の融資額は、外貨建ての中長期融資として国内の銀行業界で最大規模となった。融資額の内訳は、VCBが10億USD(約1570億円)、CTGが4億5000万USD(約710億円)、BIDが3億5000万USD(約550億円)。
同空港は2021年1月に着工した。第1期では、年間貨物処理能力120万t、年間旅客処理能力2500万人の旅客ターミナル、全長4000mの滑走路、誘導路、駐機場などを整備する。投資総額は160億USD(約2兆5000億円)超となり、うち第1期が54億USD(約8500億円)超の見込み。