アジア開発銀行(ADB)は先般発表したレポートの中で、ベトナムの2021年における国内総生産(GDP)成長率予想を、9月に発表した前回レポートの+3.8%から+2.0%(▲1.8%pt)に下方修正した。原因は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波の影響によるものだ。
2022年のGDP成長率予想は+6.5%で据え置かれた。
これに先立ち、ADBはベトナムの2021年におけるGDP成長率予想を+5.8%から+3.8%(▲2.0%pt)に下方修正していた。
なお、アジア地域の2021年におけるGDP成長率予想は前回レポートの+7.1%から+7.0%、2022年は同+5.4%から+5.3%へとそれぞれ小幅に引き下げられた。
東南アジアでは、2021年のGDP成長率は前回レポート比で▲0.1%pt低下の+3.0%に引き下げられたが、2022年は+5.1%に上方修正された。