地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社グリーン・スマート・モビリティ(GSM)は、国内のフードデリバリー市場に参入する計画だ。
同社のグエン・バン・タイン社長が自身のフェイスブック(Facebook)アカウントで市場参入の可能性について言及。まだ開発余地が大きいフードデリバリー市場に強い関心を示し、同分野で経験がある人材を歓迎するとコメントした。
シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)によると、2024年におけるベトナムのフードデリバリー市場規模は前年比+40億USD(約6000億円)増の18億USD(約2700億円)となった。
ベトナムで最も人気のあるフードデリバリーアプリは、グラブ(Grab)の「グラブフード(GrabFood)」とフーディ(Foody)の「ショッピーフード(ShopeeFood)」で、シェアはそれぞれ48%、47%に達している。
GSMがフードデリバリー市場に参入した場合、グラブフードとショッピーフードの2大勢力と競争することになる。