医薬品、医薬部外品、食品および医療機器などの製造・販売・輸出入を手掛けるあすか製薬株式会社(東京都港区)は、同社の持分法適用関連会社であるハタイ製薬[DHT](Ha Tay Pharmaceutical)の株式を市中買付により追加取得し、連結子会社化する。株式の追加取得日は2月中の予定。
ハタイ製薬は医療用医薬品、一般医薬品、健康食品などの製造販売、輸入販売を手掛けている。資本金は8234億1773万VND(約50億円)で、大株主と持株比率はあすか製薬が39.94%となっている。
異動前の所有株式数は3288万5239株(議決権所有割合39.9%)、取得株式数は9万株で、異動後の所有株式数は3297万5239株(議決権所有割合40.0%)となる。
あすか製薬グループは、戦略の1つとして「海外事業の展開」を挙げている。産婦人科領域を中心とした日本国内医薬品市場でのさらなる成長を目指すとともに、人口増加と経済発展により市場の成長が著しい新興国、中でも東南アジア地域での事業確立を目指してきた。
こうした中、あすか製薬とハタイ製薬は戦略的パートナーとして協業するため、2021年1月にあすか製薬がハタイ製薬株24.9%を取得し、ハタイ製薬の新工場建設に対して支援を続けてきた。これまで培ってきた関係をより強化し、製造・販売・開発など全面的な事業活動において次のステップへ移行するため、連結子会社化を決定した。