地場系豆乳最大手クアンガイ製糖[QNS](Quang Ngai Sugar)傘下で豆乳ブランド「ビナソイ(Vinasoy)」を展開するベトナム豆乳社(ビナソイ=Vinasoy)は1日、日本のNHKが同社の豆乳から大腸菌群が検出されたとして輸入会社に回収を命じたと報じたことについて声明を発表した。
これに先立ちNHKは3月28日、千葉県千葉市美浜区に本社がある会社が輸入したベトナム産の豆乳「Fami Calcium Soymilk」から大腸菌群が検出されたため、回収と破棄を命じたと報じた。その後、SNS上では、回収・破棄の理由は発がん性物質が検出されたためという噂が流れていたが、ビナソイはこれを否定した。
ビナソイによると、千葉市は豆乳を輸入したNext Trading社に対し、大腸菌に汚染された疑いがある「Fami Calcium Soymilk(200ml)」15箱分の回収と破棄を命じたのみで、数量は少なかったと説明。輸入会社はすぐに商品を回収して、サンプルを第三者機関に送ったという。
今回の回収騒動を受けて、ビナソイの代表者は、「製造番号を調べて工場に保管されている商品からサンプルを検出して検査したが、異常は見つからなかった。より客観的な検査を行うべく、検疫所にサンプルを送って調べてもらっている。結果が判明次第、情報を公表する」と述べた。