中部国際空港株式会社(愛知県常滑市)は10日、ベトナムで22の空港を運営するベトナム空港社[ACV](Airports Corporation of Vietnam)との間で、日本とベトナムにおける強力かつ多岐にわたる二国間のパートナーシップを礎に、姉妹空港提携を締結した。
今回の姉妹空港提携は、顧客サービス・顧客体験を最優先として、航空サービスの水準向上、観光の促進、そして日本の中心に位置する中部地方と、ベトナムの北部地域から南部地域にわたる各都市とのつながりを強化することを目的としている。
また、同提携は、両空港運営者が価値観の共有、相互尊重、連携強化に献身的に取り組んだ結果でもある。双方は、人材開発および、運営効率・サービス品質・顧客体験の継続的改善の促進など、持続可能な発展に向けた課題に対し、最善の活動事例・専門的な知見などを通じて交流していく。
この姉妹空港提携の最初の取り組みとして、両社の経営陣が共同で北中部地方トゥアティエン・フエ省フーバイ国際空港を訪問し、新規路線の開設およびサービス品質の改善に向けて意見交換を行った。
なお、これに先立ち、中部国際空港とACV傘下の南中部沿岸地方ダナン市ダナン国際空港は2019年に友好空港提携を締結し、相互訪問や様々な分野での意見交換を通じて良好な関係を築いてきた。