東南部地方ドンナイ省で展開されているロンタイン国際空港(第1期)のサブプロジェクト3(旅客ターミナルなどの施設建設)の投資主であるベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は、2026年8月31日までに試運転を完了させ、同年9月2日の建国記念日に開業して商用便向けのサービス提供を開始する計画を明らかにした。
これは、同社責任者が同案件の工事現場を視察したチャン・タイン・マン国会議長に報告したもの。ACVによると、実施中の主要パッケージの進捗は順調に進んでいるとのこと。
このうち、旅客ターミナル建設パッケージの工事では、2400人の労働者と1500台の建設機器が投入されており、予定より10日程早いペースで建設が進んでいる。ターミナルは2025年の完成を予定している。
この他、滑走路や駐機場、地上サービス車両用駐車場は、2025年4月30日の南部解放記念日前までに、連絡道路(T1とT2)は2025年12月までの完成を見込んでいる。
ロンタイン国際空港は2021年1月に着工。第1期では、年間貨物処理能力120万t、年間旅客処理能力2500万人の旅客ターミナル、全長4000mの滑走路、誘導路、駐機場などを整備する。投資総額は160億USD(約2兆3400億円)超となり、うち第1期が54億USD(約7900億円)の見込み。