国内の高級ブランド市場で大きなシェアを握るパンパシフィックグループ(IPPG)傘下のIPPエアカーゴ(IPP Air Cargo)はこのほど、計画投資省と関連当局に対して、貨物航空会社「IPPエアカーゴ」の設立案を提出した。
提案によると、IPPエアカーゴは資本金2兆4000億VND(約115億円)で、うち30%を自己資金、70%を外部からの調達資金で賄う。
2021年7~9月に一般航空運送事業許可書を、10~12月に航空運送事業許可(Air Operator’s Certificate=AOC)をそれぞれ取得し、2022年4~6月に運航を開始する見通し。
事業開始1年目は貨物機5機を運航し、2年目に7機、3年目には10機に増やす計画だ。就航4年目以降に黒字化を目指す。
なお、ジョナサン・ハイン・グエン氏が会長を務めるIPPGは、海外ブランド品販売市場でシェア約70%を握っており、航空機で機内食を提供する南部空港サービス[SAS](Sasco)やカムラン国際空港サービス[CIA](Cam Ranh International Airport Services)の大株主となっている。