ハノイ市のハノイ工科大学(HUST)は24日、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)およびビンロボティクス(VinRobotics)の2社との間で、ハイテク産業向け人材育成に関する覚書を締結した。
HUSTとビンファストはデジタル自動車工学プログラムを共同開発する。ビンファストはHUSTの学生にインターンシップの機会や最新技術に触れるチャンスを提供するほか、卒業生の採用支援も行う。さらに、双方はEVと先進技術製品の開発に向けた技術的ソリューションの研究でも協力する。
HUSTとビンロボティクスは科学研究で連携し、実用的な製品・技術の開発を進める。ビンファストとビンロボティクスは、工学を専攻するHUSTの学生に奨学金を提供するとともに、専門的なトレーニングコースも実施する。
今回の提携により、人材の質向上やベトナムのハイテク産業の発展に寄与することが期待されている。