タイニンゴム[銘柄コード:TRC]は2007年度第2四半期の利益が第1四半期の利益よりかなり減少したことについて下記の通り説明した。
1) 生産高について
第1四半期の生産高は2,210トンに達し(年間計画の17%)、第2四半期の生産高は2,204トン(年間計画の16.95%)。第2四半期の生産高は前期比6トン(0.3%)減少した。
原因:2月以降ゴムの木の葉が落ちたため栽培を中止、その影響もあり第2四半期の生産高が落ちた。
2) 売上高について
第2四半期の売上高は610億ドン(約4億6,200万円)で、前期比280億ドン(31%)減少した。
原因:ゴムを使用する企業は年初にゴムを大量に購入するため、第1四半期のゴムの価格が高くて売上高が大きかった。第2四半期には中国がゴムの輸入を中止したので、価格が落ち売上高が減少した。
3) 費用について
第2四半期に第1段階の施肥(最も重要な施肥)、設備投資などを行ったので費用が300億ドン増加した。
※第2四半期の生産高が前期比0.3%減少、売上高が前期比31%減少、コストは前期比0.62%増加したことが、第2四半期利益が前期比300億ドン(70%)減少したことに繋がった。
4) 年間計画について
下半期には、ゴム生産活動による利益が1,800億ドン、出資した事業からの配当受取が200億ドン、そして外部加工、農民やカンボジアから購入するゴムの販売などから収入もあると予想されているので、今年の利益計画(2,050億ドン)には変化はい。
5) 対策
2008年よりTRCは毎期の利益計画への影響を考えて、費用が大きい項目を先に決算し、コストのバランスを計るという対策を講じる。