同社がベトナムのブランド価値ランキングを発表したのは今回が初めて。同ランキングは、◇製品価値の増加可能性、◇顧客の購入決定への影響度、◇ブランド構築コスト、◇株式市場の時価総額、◇収益可能性の各指標をUSDに換算し、ランク付けしたもの。
ベトナムのブランド価値トップ10は以下の通り。カッコ内はUSD換算したブランド価値。
1位:ビナミルク(11億3700万USD=約1350億円)
2位:ベトテル・テレコム(Viettel Telecom)(5億8000万USD=約690億円)
3位:ビンホームズ(Vinhomes)(3億4300万USD=約410億円) ※ビングループ[VIC]が展開
4位:モビフォン(Mobifone)(3億0600万USD=約364億円)
5位:ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)(2億8800万USD=約340億円)
6位:FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)(2億3900万USD=約280億円)
7位:ヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)(1億9700万USD=約234億円)
8位:ビナフォン(Vinaphone)(1億9300万USD=約230億円)
9位:ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)(1億7600万USD=約210億円)
10位:ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)(1億5700万USD=約187億円)
トップ10のうち、通信分野の企業と銀行が7割を占めている。ブランド力の評価では、ビナミルクが最高の「AAA-」、続いてビンホームズ及びFPTが「AA+」と格付けされている。
トップ50の価値総額は計55億USD(約6550億円)だったが、「世界で最も価値のあるブランドトップ500」にランクインした企業と比べると極めて低い水準だ。同ランキングによると、タイ石油公社(PTT)のブランド価値は36億USD(約4300億円)、シンガポールのDBS銀行(DBS Bank)は44億USD(約5200億円)、マレーシアのペトロナス(Petronas)は94億USD(約1兆1200億円)に上っている。