地場総合メディア大手のイエーワン[YEG](Yeah1)は、女性アイドルグループ「AKB48」などを運営する株式会社AKS(東京都千代田区)と日系企業の海外事業支援を手掛ける株式会社ジオブレイン(東京都品川区)の3社で、同市に合弁会社「YAGエンターテインメント(YAG Entertainment)」を設立した。
21日にホーチミン市で共同記者会見が行われ、合弁会社の設立と合わせて、AKB48の海外姉妹グループ「SGO48」をホーチミン市で発足すること、またYAGエンターテインメントにてSGO48の運営を開始することも発表された。
グループ名の「SGO」はホーチミン市の旧称である「サイゴン(Sai Gon)」にちなんだもの。ロゴカラーはベトナムの国花である蓮の花のピンク色となる。メンバーについては、7月にベトナム全国でオーディションの公募を開始し、年末にも第1期生をお披露目する予定。
AKB48の海外姉妹グループは「JKT48(インドネシア・ジャカルタ)」、「BNK48(タイ・バンコク)」、「TPE48(台湾・台北)」、「MNL48(フィリピン・マニラ)」、「AKB48チームSH(中国・上海)」、「MUM48(インド・ムンバイ)」に続いてSGO48が7グループ目となる。
なお、イエーワンは26日にホーチミン証券取引所(HSX)へ上場することを明らかにしている。同社はベトナムで初めての上場メディア会社となる。上場から3年以内に東南アジア地域で初の時価総額10億USD(約1100億円)以上の上場メディア会社となることを目指している。