航空機の保守メンテナンスを手掛けるベトナム・シンガポール航空テクノロジー(VSTEA)のお披露目式典がこのほど行われた。同社はベトナム国内初の航空機保守メンテナンス会社となる。
VSTEAは、ベトナム最大の国営航空会社ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の子会社であるベトナム航空エンジニアリング(VAECO)と、シンガポール系STエンジニアリング・エアロスペース(ST Engineering Aerospace)の合弁会社。
同社はフランスのエアバス(Airbus)のA320型機、A321型機、A350型機、米国のボーイング(Boeing)のB787型機など世界で広く使われている機材を中心に保守・メンテナンスサービスを提供し、空気圧、油圧、電気・電子部品、車輪、ブレーキ、安全装置などの技術面をサポートする。
VSTEAは、ハノイ市のノイバイ国際空港とホーチミン市のタンソンニャット国際空港にあるHVNの既存施設内に入居する。最新式の機械設備を新たに導入し、これまで国内で対応できなかった高い技術が求められるサービスも提供していく。