西部ガス株式会社(福岡市博多区)は、ペトロベトナムガス[GAS](Petrovietnam Gas=PV Gas)子会社のガス配給事業者ペトロベトナム低圧ガス販売[PGD](Petrovietnam Low Pressure Gas Distribution=PV GAS D)の株式21.0%を取得し、持分法適用関連会社化する。
PGDは、ベトナムの北部・南部の工業団地において独占的に配給できる優位性を持つガスパイプラインのネットワークを保有しており、産業用用途の顧客向けに天然ガス配給を行っている。
また、ベトナムの経済成長に伴い天然ガス需要も拡大しており、PGDの主な供給先である産業用途向け顧客の需要拡大も見込まれる。西部ガスは、こうした機会を捉えつつ、PGDの事業拡大に貢献していく。
PGDは2007年5月設立で、産業用ガスの導管・CNG供給およびCNG事業者への卸売りを手掛ける。資本金は8999億VND(約43億2000万円)で、持株比率はGASが50.50%、東京ガスアジア(Tokyo Gas Asia、シンガポール)が24.90%となっている。
株式取得の相手先は非開示。取得株式数は1889万9796株、株式の取得価額は非開示。株式譲渡実行日は2020年1~2月の予定。