地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンバス・エコロジー輸送サービス(Vinbus Ecology Transport Services、以下はビンバス)はこのほど、台湾系の産業用コンピューターメーカーであるアドバンテック(Advantech)傘下のアドバンテック・ベトナム(Advantech Vietnam)との間で、バス運行管理システム開発に関する戦略提携を結んだ。
これにより、両社はドライバーの運転中の行動を監視する人工知能(AI)搭載カメラ、行程監視機器、車載セキュリティ監視機器、車内Wi-Fi、バス情報管理ソフトウェアなどのソリューション開発について相互に協力する。
モノのインターネット(IoT)を活用したバス運行管理ソリューションにより、ビンバスは安全性を向上させ、顧客に現代的なサービスを提供するための最新のテクノロジーを備えた国内初のバス会社となる。
これに先立ち、ビンバスは電気自動車(EV)の充電ソリューションを手掛ける中国の星星充電(スターチャージ=Star Charge)との間で、EV用充電スタンドの設置契約を締結した。スターチャージはビンバスに対し、情報技術(IT)を活用したEV用充電スタンドを提供するほか、遠隔操作による充電スケジュール管理などのプラットフォームも提供する。
ビンバスはハノイ市およびホーチミン市での電気バス運行を計画している。車両はVIC傘下のビンファスト(VinFast)が製造する電気バスを使用する。