クレディセゾンが出資する金融子会社を傘下に抱える中堅民間銀行HDバンク[HDB](HDBank)は、ドイツ復興金融公庫(KfW)傘下のドイツ投資開発会社(DEG)との協力のもと、ホーチミン市1区の本店内に「ドイツデスク(German Desk)」を開設した。
これは世界で7か所目のドイツデスクとなり、ベトナム企業とドイツ企業をはじめとするヨーロッパ企業との間の貿易・投資を促進するための架け橋になることが期待される。
ドイツデスクでは、HDBがベトナムでのDEGのパートナーとして、ベトナムに進出するドイツ企業、またドイツを含む欧州市場への輸出を手掛けるベトナム企業を対象に金融サービスを提供する。
一方のDEGは企業に対し、事業拡大やコーポレートガバナンス、人材育成、生産プロセスにおける廃棄物の削減、省エネ、技術移転、機械設備の輸出入に向けた融資を提供する。
HDBは2020年9月、DEGとの間で戦略的パートナーシップ契約を締結している。
なお、HDBはドイツデスクのほか、ジャパンデスク、中国・台湾デスクも展開している。