スカイチーム加盟のベトナムのフラッグキャリアで全日空が出資するベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は14日開催の定時株主総会で、小規模空港への路線での競争力を高めるため、保有するターボプロップ機「ATR72型機」全6機を売り出し、小型ジェット機を導入することを決定した。
グエン・チエン・タン副社長によると、HVNは現在、12年が経過した「ATR72型機」6機を保有し、このほかに同型機1機をリースしているが、そのリース契約は2022年8月に切れるという。
「ATR72型機」は、エアバスA320型機が乗り入れできないコンダオ島(東南部地方バリア・ブンタウ省)、キエンザン省(南部メコンデルタ地方)、カマウ省(同)、ディエンビエン省(西北部地方)などの空港に乗り入れている。
小型ジェット機の導入計画により、コスト削減、安定した運航、サービスの質向上、同業他社との競争に寄与することが期待されている。
レ・ホン・ハー社長は、「HVNは2019年からATR72型機に代わる航空機を研究しており、小型のリージョナルジェットの導入を検討している」と説明した。