送電線工事で国内最大手の第1送電線建設[PC1](Power Construction No.1)と日本の再生可能エネルギー発電事業者である株式会社レノバ(東京都中央区)が北中部地方クアンチ省で建設を進めていたクアンチ風力事業(合計設備容量144.0MW)は、10月31日までに、計画通りに商業運転を開始した。
クアンチ風力事業は、レノバにとって初めての海外における再生可能エネルギー発電事業、また初めての陸上風力発電事業でもある。
同事業は、◇リエンラップ(Lien Lap、48.0MW)、◇フォンフイ(Phong Huy、48.0MW)、◇フォングエン(Phong Nguyen、48.0MW)の事業区画で構成され、発電した電力はベトナムの固定価格買取制度(FIT)に則り売電する。
同事業は今年5月、アジア開発銀行(ADB)を中心とし、オーストラリア政府傘下のオーストラリア輸出信用機関(Export Finance Australia)や国際協力機構(JICA)を含む金融機関との間で、グリーン融資関連契約を締結している。