ホアン・アイン・ザライ[HAG](HAGL Group)は11日、ホーチミン市内の食品チェーン「サンハー・フードストア(Sanha Foodstore)」計16か所で、バナナを食べさせて育てた豚肉製品「バピ (Bapi)」(Banana Pigの略称)の販売の試行を開始する。
バピは、HAGの養豚場で飼育され、同社が独自開発した飼料を食べて育った豚を解体した生豚肉。飼料の成分のうち、HAGの農場で栽培されたバナナが全体の40%を占め、残りはトウモロコシや大豆、微量栄養素、ハーブなどとなっている。
HAGは同チェーンを皮切りに、ホーチミン市の複数の食品販売店で100頭分のバナナポーク製品を試験的に販売し、その後に全国で本格展開する。2022年末までに30万~40万頭分、2023年に100万頭分を販売する。
同社はその一環として、年内にバナナの栽培面積を+2000ha増やして7000haとする。さらに、繁殖用雌豚と肉豚の養豚場9か所を新たに建設し、養豚場の数を16か所に増やす計画。
なお、同社は販売試行を記念し、株主1000人にそれぞれ4kg分のバナナポークを贈呈する。