PVパワー[POW](PV Power)は14日、韓国サムスン物産(Samsung C&T)とベトナムの建設会社リラマ(Lilama)の共同事業体との間で、東南部地方ドンナイ省ニョンチャック郡(huyen Nhon Trach)の第3および第4ニョンチャックガス火力発電所案件のEPC(設計・調達・建設を含む一括請負)契約を締結した。契約総額は9億4000万USD(約1100億円)。
第3・4ニョンチャックガス火力発電所は総出力1500MWで、2024~2025年に稼働を開始し、年間発電量は約90億kWhとなる見通し。投資総額は14億USD(約1650億円)で、うち25%を自己資金、75%を借入金で賄う。
同案件は液化天然ガス(LNG)を発電燃料として利用する国内初の発電所となり、2050年までに政府が掲げる「温室効果ガスの排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)」の目標実現に貢献する見込み。