三井住友銀行(SMBC、東京都千代田区)は2日、民間銀行大手で、消費者金融最大手FEクレジット(FE Credit)を子会社に持つVPバンク[VPB](VPBank)と業務提携契約を締結したと発表した。
株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ、東京都千代田区)とSMBCは、2020年度から3年間の中期経営計画において「アジアのフランチャイズ拡大とデジタル金融強化」を掲げている。
2021年10月にはSMBCグループの連結子会社で「プロミス」や「SMBCモビット」を展開するSMBCコンシューマーファイナンス株式会社(東京都中央区)が、FEクレジットの持分49.0%をVPBから取得し、新社名を「VPバンク・SMBCファイナンス(VPBank SMBC Finance)」とするなど、ベトナムにおけるフランチャイズ拡大に取り組んできた。
VPBは、リテールや中小企業金融分野に特に強みを持ち、近年はデジタル化への取り組みにも注力し、民間銀行トップクラスの成長力・収益力を誇っている。
SMBCは今回の提携により、リテール・ホールセールの両領域におけるベトナム金融マーケットで双方のノウハウを活用することで、SMBCの金融知見を活かした高品質の商品・サービスを提供する。VPBとの提携を通じて、SMBCグループのベトナムにおける成長戦略を一層強化し、ベトナムの金融業界全体の更なる発展に貢献していきたい考えだ。