畜産飼料、食品・飲料、鉱山採掘、金融事業を手掛ける持ち株会社マサングループ[MSN](Masan Group)傘下のジョインズプロ・プロフェッショナルランドリー(Joins Pro Professional Laundry)は12日、クリーニングチェーン「ジョインズプロ(Joins Pro)」の1号店をホーチミン市ビンタイン区にオープンし、ランドリー市場への参入を果たした。
同店舗は1日当たりの取扱量が3tで、創業50年以上の老舗洗濯洗剤メーカーネット洗濯洗剤[NET](Net Detergent)の洗剤「ジョインズ(Joins)」を使用。また店舗では、ヨーロッパの最新技術を搭載した設備を完備している。
なお、MSN子会社のマサン消費財[MCH](Masan Consumer)傘下のマサン・HPC社(Masan HPC)はNET株52%を保有。クリーニングチェーンの展開により、NETの利益押し上げが期待される。
MSNは将来的に、自社が展開する小型モールに「ジョインズプロ」を統合し、店舗網を拡大する計画で、国内トップクラスのランドリー企業を目指す。
なお、同社は現在、コンビニエンスストア「ウィンマート・プラス(WinMart+)」とカフェ「フックロン(Phuc Long)」やテクコムバンク[TCB](Techcombank)、薬局「ファノ(Phano)」、モビキャスト(Mobicast)の移動通信サービス「Reddi」を統合した小型モールを運営している。