高層ビル・地盤・地下工事の最大手建設会社コテコンズ建設[CTD](Coteccons)は、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPT情報システム(FPT Information System=FIS)との間で、デジタル技術を活用した建設業向け管理ソリューションの開発に関する提携契約を締結した。
両社は9か月の間に、経験とリソースを共有し、建設工事向け品質管理ソフトウェアソリューションを共同で開発する。
今回の提携により、CTDは建設業向けの包括的なデジタル管理プラットフォームを構築し、2025年における売上高30億USD(約3900億円)と時価総額10億USD(約1300億円)といった目標達成に貢献することが期待されている。
CTDのBolat Duisenov会長は締結式で、同社は業務の効率化、またコストや時間、リソースの削減を目的に、建設管理向けデジタル化ソリューションの構築に注力していると述べた。これに先立つ昨年7月、同社はFISとの間で、財務データ管理ソリューション「SAP S/4HANA」の開発に関する協力契約を結んでいる。