地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンバス・エコロジー輸送サービス(ビンバス=Vinbus Ecology Transport Services)はこのほど、地場フェニカー・マース(Phenikaa MaaS)との間で、アプリ「ビンバス(VinBus)」を通じた電気バス運行管理ソリューション開発に関する戦略提携を結んだ。
同アプリは2023年1~3月期に正式にリリースされる予定。アプリ利用者はビンバスの電気バス路線に加え、ハノイ市とホーチミン市の既存の公共バス路線に関する情報を検索できる。さらに、道順の検索やバスチケットの購入、ニュースの閲覧、サービス品質についてのコメントも可能。
締結式に出席したフェニカー・マースのレ・イエン・タイン最高経営責任者(CEO)は、アプリ「VinBus」は同社が開発した既存のプラットフォーム技術とコア技術に基づいて開発されると述べた。なお、同社は現在、路線バス情報の無料アプリ「バスマップ(BusMap)」を展開している。
両者は今回の提携を通して、環境に優しい公共交通エコシステムを構築するほか、国内の道路交通問題の解決にも貢献していく方針。