ハノイ市に本拠を置く中堅銀行シーバンク[SSB](SeABank)は、世界銀行(WB)グループ傘下の国際金融公社(IFC)から1億USD(約132億円)の追加融資を獲得した。
調達資金は、低・中所得者向け住宅ローンに充当される。
SSBはその一環として、2026年までに低・中所得者向け住宅ローンの件数を少なくとも現在の2倍以上に増やすことを目標に掲げている。住宅購入希望者が恩恵を享受できるだけでなく、建設業界やその他の関連分野でも数千の雇用を生み出すことが期待される。
今回の追加融資を含めると、IFCによるSSB向けの融資枠は4億USD(約530億円)近くに拡大した。SSBとIFCは2021年から、ベトナムの女性が経営する事業者を含む中小零細事業者向けの融資や気候変動適応向けの融資などで協力している。