地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)および同社製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)はこのほど、地場タクシー会社のドントゥイ(Dong Thuy)との間で、EVの売買およびリースに係る契約を締結した。
契約によると、ドントゥイはビンファストからEV「VF e34」40台を購入するほか、GSMを通じてビンファスト製の「VF e34」300台と「VF 5 Plus」200台をリースする。リース期間は締結日から42か月で、実際の需要に応じて延長もできる。
ドントゥイは2022年5月末から、ビンファストから購入した「VF e34」75台を運用し、南中部高原地方ラムドン省のリエンクオン国際空港を拠点に旅客輸送を行っている。同社は「ラドタクシー(Lado Taxi)」のブランドを展開している。
ラドタクシーは2013年の設立で、南部の大手タクシー会社としてラムドン省、南中部沿岸地方ビンディン省、同フーイエン省、東南部地方バリア・ブンタウ省、同ドンナイ省の5省でタクシーサービスを提供している。運用しているタクシー台数は1000台となっている。