地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下でビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)は11日、南部メコンデルタ地方キエンザン省でタクシーサービスを展開するナムタン・ラックザー(Nam Thang Rach Gia)との間で、ビンファスト製EVの購入・レンタルに関する覚書(MOU)を締結した。
覚書によると、ナムタン・ラックザーは2024年にGSMからEV車両「VF 5 Plus」200台をレンタルし、同社が「ナムタン(Nam Thang)」ブランドで展開するタクシーサービスに投入する。
ナムタン・ラックザーは第1弾として、2024年1月に50台の引き渡しを受ける。残りは同年末までに引き渡される。「ナムタン」ブランドで運行するEVタクシーは、全車両がバナナグリーンのカラーリングとなる。
ナムタン・ラックザーは現在、600台のタクシーを運行しており、キエンザン省で最大規模を誇る。
なお、GSMは輸送会社と事業提携する形で、国内だけでなく、ラオスやカンボジアなどにもサービスエリアを急速に拡大する戦略を取っている。これまでに20社以上と事業提携契約を締結しており、2023年末までにサービスエリアを30省・市、2024年末までに48省・市に拡大する計画だ。