チャン・ルウ・クアン副首相はこのほど、南中部沿岸地方クアンガイ省のズンクアット経済区における第2VSIPクアンガイ工業団地のインフラ整備案件(第1期)の投資方針を承認した。
投資主はベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)クアンガイ社。投資総額は3兆7370億VND(約219億円)で、うち自己資金は5605億5000万VND(約32億8000万円)。第2VSIPクアンガイ工業団地は、同省ビンソン郡のビンタイン村とビンヒエップ村にまたがる497.7haの敷地に建設され、事業期間は投資方針が承認された日から50年間となる。
クアンガイ省人民委員会は、同省のズンクアット経済区・工業団地管理委員会と関連機関を指示して、投資主による案件実施の具体的なロードマップの作成や、自己資金の出資、文化遺産の保護などについて指導させる責任を負う。
同省は2030年までに10か所の工業団地を整備する方針で、うち6か所はズンクアット経済区内(4か所は既存、2か所を新設)、4か所は経済区外(2か所は既存、2か所を新設)を予定している。10か所の総面積は6648ha。
なお、VSIPは工業団地開発大手ベカメックスIDC[BCM](Becamex IDC)とシンガポールのセムコープ(SembCorp)との合弁会社。