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　東北部地方カオバン省で1日、ドンダン(東北部地方ランソン省)～チャーリン(カオバン省)間高速道路(第1期)の着工式が、ファム・ミン・チン首相の立会いのもとで行われた。

　同案件は官民パートナーシップ(PPP)方式の1種であるBOT(建設・運営・譲渡)方式で実施し、デオカーグループ(Deo Ca Group)、同グループ傘下のICVベトナム投資建設(ICV Vietnam Investment And Construction)、同グループ傘下のデオカー交通インフラ投資[HHV](Deo Ca Traffic Infrastructure Investment)、第568建設(568 Construction)の共同企業体が投資主を務める。

　第1期は全長93.4kmで、起点は中国と国境を接するランソン省バンラン郡(huyen Van Lang)タンタイン国境検問所、終点はカオバン省クアンホア郡(huyen Quang Hoa)を通過する国道3号線との交差点となる。投資総額は14兆1670億VND(約800億円)の見込み。4車線を設置し、設計速度は80km/h。工期は36か月。

　第2期では、国道3号線との交差点～カオバン省チュンカイン郡(huyen Trung Khanh)チャーリン国境検問所経済区区間(全長27.7km)を追加で建設する。

　ドンダン～チャーリン間高速道路は、地元の社会経済発展や地域間の接続性の向上だけでなく、持続可能な国防・安全保障にもつながるものと期待される。