地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は25日、インドのタミルナドゥ州トゥートゥクディ市で電気自動車(EV)・バッテリー工場の建設に向けた地鎮祭を行う。
同社は約1か月前に、タミルナドゥ州当局との間で同案件に関する覚書(MOU)を締結した。
同工場は年産能力15万台で、第1期の投資総額は5億USD(約750億円)、実施期間は5年間。インド国内での販売に加えて、南アジアや中東、アフリカ諸国への輸出も行う。
同工場が完成すれば、3000~3500人の雇用創出に繋がるほか、インドにおけるグリーン交通の開発促進にも寄与する見通し。同州当局は、交通部門における二酸化炭素の排出量削減に向けて、自家用車の30%のEV化を目指すとしている。