通信・IT分野最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下FPTソフトウェア(FPT Software)の日本法人であるFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)は、資本提携により株式会社エヌ・エイ・シー(東京都港区)の全株式を3月1日付けで取得し完全子会社化したと発表した。
今回の資本提携を通じ、FPTは、2026年までに売上高1000億円を達成するとともに、全社員に対する日本人を含むグローバル社員(ベトナム人以外の社員)の割合を半分以上とする目標を掲げる中で、エヌ・エイ・シーが日本市場で長年培ってきた強い顧客基盤と、経験豊富な日本人エンジニアをはじめとする人的基盤を活かすことで、日本市場でより多くのサービスを、高品位かつスピーディーに展開することを実現し、事業拡大加速を目指す。
日本のあらゆる産業界では、DXの本格的な展開が求められる中、「2025年の崖」が示す通り、既存システムの老朽化、デジタル人材不足など、様々な経営課題に直面している。FPTでは「Accompany the Future 共に未来をつくるデジタルカンパニー」を掲げ、顧客に潤沢なリソース、先進技術とアジリティをもって、エンドツーエンドのサービスを提供し、日本の社会課題の解決に貢献してきた。
変化の激しい事業環境下でも、持続的な成長と競争力強化を成し遂げ、事業の拡大を加速させるためには、共に挑戦するパートナーとの共創が必要不可欠であると考え、今回、独立系企業として事業成長を実現しているエヌ・エイ・シーの優秀な人財と蓄積されたノウハウを譲り受けることの合意に至った。これにより、双方が協力してより幅広い領域での顧客支援を実現し、新たなビジネス価値創出を目指していく。