米国の自動車専門雑誌「モータートレンド(Motor Trend)」が発表した2024年における世界の自動車業界で最も影響力がある50人のランキングで、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)創業者のファム・ニャット・ブオン氏が47位にランクインした。
ブオン氏は今年1月6日、VIC傘下のビンファスト(VinFast)取締役会長の職を離れ、最高経営責任者(CEO) 兼 社長に就任。同氏は社長として、生産から販売、市場戦略に至るまでビンファストの経営活動を直接指揮し、グローバル化の加速を目指している。
なお、同ランキングで最も影響力がある人物として選ばれたのは、全米自動車労働組合(UAW)のショーン・フェイン(Shawn Fain)会長。以下、2位には米テスラ(Tesla)のグローバルチャージングチームのレベッカ・ティナッシ(Rebecca Tinucci)部長、3位には中国・比亜迪汽車(BYDオート=BYD Auto)の王伝福(Wang Chuanfu)会長がランクイン。テスラのイーロン・マスク(Elon Musk)CEOは前年の42位から50位に後退した。