ウェルグループ(奈良県大和郡山市)は3月27日、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)との間で、ベトナムにおける医療介護ヘルスケア事業の協業について覚書(MOU)を締結した。
ウェルグループは、約30年間にわたり関西でクリニックなどの医療機関、高齢者介護施設、障がい者福祉施設、保育園といった医療介護福祉の施設を45拠点運営している。医療介護の人材育成にも注力し、特に外国人人材の育成に関してはベトナムを中心に600人以上を支援してきた。
人材の育成を中心に行ってきたベトナムで高齢者向けサービスのニーズが高まりつつあることを受け、今後は医療介護ヘルスケア事業を行っていく。医療介護ヘルスケア事業を本格的に展開するにあたり、ホーチミン市にベトナム現地法人「ウェル・ベトニャット(Well Viet Nhat)」を設立した。
ビングループとのMOUは、ベトナムにおける高齢者への高品質なヘルスケアモデルの開発に相互に投資し、協力することを内容としている。協力モデルとして、◇高齢者向けデイケアモデル、◇長期の高齢者ヘルスケアモデル(介護施設)、◇高齢者の在宅ヘルスケアモデルが挙げられている。