大手旅行会社サイゴンツーリスト(Saigontourist)グループとベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は9日、中国企業2社との間で、観光・航空分野に関する2つの提携契約を締結した。
今回提携した中国企業は、上海ボクシー航空技術(Shanghai Boxi)と北京瀚宇星国際旅行(Beijing Cosmos Travel International)の2社。
サイゴンツーリストとベトナム航空は、中国企業2社と共に、観光路線の開発やチャーター便の運航、レンタカーサービスの普及促進などで提携する。
この協力は、今後5年間でそれぞれ1億5000万USD(約230億円)の収益をもたらすことが期待されている。
ベトナム航空は現在、ベトナムのハノイ市とホーチミン市と、中国の北京や上海、広州などを結ぶ計66便を毎週運航している。
なお、統計総局(GSO)の発表によると、2024年3月の中国人訪問者数(推定値)は前年同月比5.1倍の35万2173人となり、1~3月期では前年同期比6.35倍の88万9834人へと急増した。