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EVタクシー、事業開始から1年余りで全国タクシー台数の4割に 完全無料ニュース

[2024/05/28 05:34 JST更新]


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 ベトナム国内で電気自動車(EV)によるタクシーサービスが導入されてから、1年余りが経過した現在、全国のEVタクシー台数は3万台以上に増加し、タクシー台数全体の4割以上を占めるまでになっている。

 この背景には、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下ビンファスト(VinFast)ブランドの電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)がベトナムでのEV普及戦略に積極的に取り組んでいることがある。

 GSMは2023年4月、ハノイ市でEVタクシーサービスを開始。これを皮切りにホーチミン市、北中部地方トゥアティエン・フエ省、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市などにサービスエリアを拡大していった。

 GSMはさらに今年4月にラオス進出を果たし、同国でEVタクシーサービスを開始した。国外ではラオスを皮切りに周辺諸国にサービスエリアを拡大させる計画で、2025年までに9か国でのサービス提供を目指している。

 GSMの輸送サービス「サインSM(Xanh SM)」は、アプリのリリースから1年(2023年4月14日~2024年4月15日)で5000万回の輸送を実現した。同期間の輸送距離は合計3億kmとなっており、環境への二酸化炭素(CO2)排出量5万2000tの削減に寄与したと推定される。

 同社はEVや電動バイクの配車サービスだけでなく、宅配やレンタカーなどのサービスも手掛けている。GSMはベトナム全国40省・市近くでサービスを展開中。同社はこのほか、輸送業界のパートナー企業30社余りと事業提携し、企業のガソリン車からEVへの切り替えをサポートしている。

 なお、◇「エンバン(En Vang)」(北部紅川デルタ地方ハイフォン市)、◇「マイラブ(MaiLove)」(北中部地方ゲアン省)、◇「バックダイズン(Bach Dai Dung)」(同)、◇「ラド(Lado)」(南中部高原地方ラムドン省)など、多くの従来型タクシー会社がGSMの支援のもと、EVへの切り替えを推進している。


  
  
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