地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)は、シェア拡大を図るべく、配車サービス「サインSM(Xanh SM)」の運賃を▲15%引き下げた。新運賃は6月から8月までの3か月間に適用される。
また、提携先の運転手の支援策として、手数料率を13%に引き下げた。適用期間は6月1日から1年間。既存運転手のほか、今後3か月間に提携を登録する運転手も対象となる。このほか、運転手は、購入額の最大80%を8年間の分割払いにしてビンファスト製EV車を購入することもできる。
なお、インドの調査会社モルドールインテリジェンス(Mordor Intelligence)が発表したベトナムの配車アプリに関する市場調査によると、2023年10~12月の売上高ベース市場シェアでは、シンガポール系「グラブ(Grab)」が58.7%を占めトップだった。「サインSM」は18.2%で2位に立った。
GSMは、間もなく国内の配車市場でトップシェアを獲得すると予想されている。