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　格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は23日、英国の首都ロンドンで開催中の航空展示会「ファーンボロー国際航空ショー2024」で、英国のロールス・ロイス(Rolls-Royce)との間で、新世代ワイドボディ機のエアバスA330neo(A330-900)型機に搭載するエンジン「トレント7000(Trent 7000)」と、ロールス・ロイスの技術・メンテナンスエンジンサービス「トータルケア」の提供契約を締結した。

　ロールス・ロイスは、VJCが仏エアバス(Airbus)から受領するエアバスA330neo型機20機向けに、エンジン「トレント7000」40基とサービス「トータルケア」を提供する。また、同サービスはエアバスA330ceo型機の搭載エンジン「トレント700」向けにも提供される。

　これに先立つ22日、同航空展示会において、VJCとエアバスとの間でA330neo型機20機の購入契約が交わされた。

　また、VJCは同航空展示会で24日に、ドイツのルフトハンザドイツ航空(Lufthansa)を中心とするルフトハンザグループで世界有数のMROサービスプロバイダーであるルフトハンザ・テクニーク(Lufthansa Technik)との間で、トータル・コンポーネント・サポート・サービス(TCSサービス)に関する提携契約を締結した。

　これは、ルフトハンザ・テクニークが東南アジアで締結したTCSサービス契約として最大となった。

　契約は2024年10月から長期にわたり有効となる。ルフトハンザ・テクニークはVJCのエアバスA320型機184機とエアバスA330型機9機に対してTCSサービスを提供する。