地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)の子会社である電気自動車(EV)メーカーのビンファストオート(VinFast Auto)は、中東市場で初となる正規代理店が7月31日にオープンしたと発表した。
オープンしたのは、オマーンのバフワン・オートモビルズ・トレーディング(BAT)がオマーンの首都マスカットで運営する面積303m2の店舗で、「VF 6」、「VF 7」、「VF 8」、「VF 9」の4車種を展示している。
これに先立つ3月、ビンファストオートはBATとの間で販売代理店契約を締結した。これにより、BATはオマーンにおけるビンファスト製のEV車の正規販売代理店となった。BATは締結式で、2024~2027年にビンファストブランドの販売店やサービス施設の計13店舗をオープンする計画を発表した。
BATはオマーンのバフワン・インターナショナル・グループ(Bahwan International Group)の傘下企業。同グループは、オマーンやペルシャ湾岸地域、北アフリカ、南アジアに子会社45社と従業員2000人超を有し、自動車やヘルスケア、農業、再生可能エネルギー、空港ソリューションなどの様々な分野で事業を展開している。