税関総局の発表によると、2024年(12月15日まで)のコーヒー輸出額が前年比+32.4%増の52億USD(約8200億円)となり、2年連続で過去最高額を更新して、初めて50億USD(約7900億円)を突破した。
同年のコーヒー輸出量は同▲16.5%減の126万tに落ち込んだが、輸出価格が高騰したため、輸出額の大幅な増加につながった。1t当たりのコーヒー輸出価格は同+58.5%上昇の4105USD(約65万円)。12月前半時点の輸出価格は1t当たり5450USD(約86万円)で、前年同期比+92%上昇した。
コーヒー価格高騰の原因は、ベトナムやブラジルなどの主要生産国の供給減少によるもの。ベトナムの2023~2024年度のコーヒー生産量は150万~160万tで、前年比▲6%減少した。2024~2025年度も▲5%の減少が予想されている。
商工省輸出入局によると、コーヒーは2024年の主要輸出品の中で最も価格が上昇した農産物となっている。