米国の情報通信技術関連市場調査会社ABIリサーチ(ABI Research)が発表した2020年1~6月期における輸送関連分野に関する調査レポートによると、シンガポールを本拠地として東南アジア各国で配車サービスを展開するグラブ(Grab)は、ベトナムの配車サービス市場で74.6%のシェアを握っている。
続いて、◇地場Beグループ(Be Group)の「be」が12.4%、◇インドネシア系「ゴジェック(Go-Jek)」が12.3%となっている。
<2020年1~6月期におけるベトナムの配車サービス市場>
このほか、地場ネクストテックグループ(NextTech Group)が展開する「ファストゴー(FastGo)」のシェアが0.7%となっている。
同期におけるベトナム市場の輸送回数は計8380万回だった。このうちグラブが6520万回で、2位の「be」の1040万回、3位のゴジェックの1030万回を大きく上回っている。
<2020年1~6月期におけるベトナム市場の輸送回数> 単位:百万回