世界貿易機関(WTO)によると、2020年におけるベトナムのアパレルの輸出額は前年比▲7%減の290億USD(約3兆1600億円)で、バングラデシュを初めて抜いて世界で中国に次ぐ2位となった。
世界市場におけるベトナムのアパレルのシェアは2010年の2.9%から2020年に6.4%へと拡大した。一方、2020年のバングラデシュのアパレルの輸出額は前年比▲15%減の280億USD(約3兆0500億円)で、シェアも6.3%に縮小した。
ベトナムの輸出額がバングラデシュを超えた要因は、2020年8月1日に発効したベトナムEU自由貿易協定(EVFTA)による恩恵を受けたことと、労働生産性の向上や製品の多様化によるものだ。
2020年のアパレル輸出国トップ9は以下の通り。
1位:中国 1420億USD(約15兆5000億円)
2位:ベトナム 290億USD(約3兆1600億円)
3位:バングラデシュ 280億USD(約3兆0500億円)
4位:トルコ 150億USD(約1兆6400億円)
5位:インド 130億USD(約1兆4200億円)
6位:マレーシア 100億USD(約1兆1000億円)
7位:英国 80億USD(約8700億円)
7位:香港 80億USD(約8700億円)
7位:インドネシア 80億USD(約8700億円)