交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)によると、2022年1月19日~2月18日の1か月間における国内航空会社6社の運航便数は2万5220便で、前年同月比+20.4%増、前月比では2倍に急増した。
国内航空会社6社の運航便数は以下の通り。
◇ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines):9889便(前年同月比+47.0%増、前月比2.0倍増)
◇ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air):8297便(前年同月比+5.3%増、前月比2.5倍増)
◇FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下バンブー航空(Bamboo Airways):4792便(前年同月比+19.6%増、前月比+66.8%増)
◇HVN傘下パシフィック航空(Pacific Airlines):1325便(前年同月比▲19.2%減、前月比2.5倍増)
◇HVN傘下ベトナムエアサービス社(VASCO):641便(前年同月比▲23.7%減、前月比+74.2%増)
◇ベトラベル[VTR](Vietravel)傘下ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines):276便(前期比+89.0%増)
運航便数が大幅に増加した一方で、同6社の平均定時運航率は86.0%に低下した。このうち、VJCの定時運航率は前年同月比▲15.2%pt低下、前月比▲17.8%ptの76.5%となり、特に低下が目立った。
なお、輸送旅客数は前年同月比+57.8%増の610万人へと大幅に増加し、輸送貨物量も同+27.6%増の11万3000tへと順調な伸びを示した。運航便数の改善により航空各社の業績改善が期待される。