英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)が発表した2023年7~9月におけるホーチミン市の新築分譲マンション市場レポートによると、同期の新規供給戸数は前年同期+11%増の2528戸で、前期の6.7倍へと急増した。この中には、新規案件2件と既存案件6件(新規発売)が含まる。
このうち、ホーチミン市直轄トゥードゥック市の供給戸数が全体の74%を占めており、この半数以上をビンホームズ(Vinhome)と三菱商事が開発した大型都市区「ビンホームズ・グランドパーク(Vinhome Grand Park)」内にあるマンション「グローリー・ハイツ(Glory Heights)」が占めた。
同期の成約戸数は前期比6.6倍、前年同期比2.0倍の2003戸となり、うち「グローリー・ハイツ」が全体の55%を占めた。成約率は同+21%pt、同+12%pt上昇した。
10~12月の新規供給戸数は1900戸となり、内訳はCクラスのマンションが69%、Bクラスが26%、Aクラスが5%となる見込み。