SBIホールディングス株式会社(東京都港区)と、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、FPTのグループ会社であるFPTスマートクラウドジャパン株式会社(東京都港区)が日本でGPUクラウドサービスを提供するデータセンター事業を行うにあたり、SBIがFPTスマートクラウドジャパンの株式の最大35%を取得する出資検討を開始することで基本合意書を締結した。
この基本合意に係る投資契約のプロセスは2025年1月末までの完了を目指す。
FPTは11月、人工知能(AI)に関する包括的な取り組みを行うFPT AIファクトリーの建設を発表し、AIとクラウド技術を応用した製品とソリューションのエコシステムを構築すべく、日本でデータセンター事業を行うFPTスマートクラウドジャパンを設立した。
FPTスマートクラウドジャパンでは、米国のグラフィックスプロセッサ・半導体大手のエヌビディア・コーポレーション(NVIDIA Corporation)の最新GPUを活用したクラウドサービスを提供し、PaaS(Platform as a Service)からクラウドインフラストラクチャまで、幅広いクラウドGPUサービスとソリューションを提供する。
これらは法人顧客の研究能力の向上、生成AIアプリケーションの開発と導入のためのサービス提供などにより、生産性の向上をサポートする。
SBIとFPTは引き続き、日本の産業振興のため、AI活用の支援を推進していく。