財政省は、株式市場の透明性を高め、持続可能な発展を促進すべく、株取引の監視に人工知能(AI)とビッグデータを導入することを検討していると明らかにした。
同省によると、AIは大量の取引データから株価操作やインサイダー取引などの異常な行為を検出できる。また、機械学習アルゴリズムは大量の取引を分析し、従来の技術システムでは検出が困難な複雑な行動パターンを特定できるため、よりタイムリーで正確な介入を可能とする。さらに、AIは市場動向の予測や投資家のデータ管理の最適化にも役立つという。
これに先立ち、11月下旬の国会で、株式市場の透明性向上や監視の効率化を促進するための一環として、証券法、会計法、独立会計監査法、国家予算法、公的資産管理使用法、個人所得税法、税務管理法、国家準備法、行政違反処分法の一部を改正・補足する法律が可決された。各法は2025年1月1日に施行される。