野村不動産株式会社(東京都新宿区)は、ビングループ[VIC](Vingroup)子会社で住宅開発最大手ビンホームズ[VHM](Vinhomes)が北部紅河デルタ地方ハイフォン市のブーイエン島で建設中の超富裕層向け高級都市区「ビンホームズ・ロイヤルアイランド(Vinhomes Royal Island)」の住宅開発エリアの一部に6月より主幹事として参画しているが、このほど、他の日系パートナー企業とともに同タウンシップ内の新街区に参画することを決定した。
今回の追加参画により、同タウンシップ内合計約8300戸のうち、約3000戸を野村不動産が主幹事として担うことになり、野村不動産の強みである住宅開発と、ビンホームズの強みである大規模開発のノウハウを活かしたタウンシップ開発として推進していく。
既参画街区も含め、野村不動産が主幹事として、東神開発株式会社(東京都世田谷区)、大成建設株式会社(東京都新宿区)などと共に、同タウンシップ内東側住宅開発一帯を推進する。
新参画街区は、既参画街区に隣接する約1450戸(面積約26ha)の大規模タウンシップ開発で、庭付き一戸建て(ビラ)のほか、2戸連棟住宅(セミデタッチドビラ)、連棟住宅(タウンハウス)の開発を予定している。2025年2月に着工する予定。なお、既参画街区は11月より順次竣工・引き渡しを開始している。
野村不動産はこれまでに、新参画街区を含め、ベトナム国内でビンホームズが手掛ける4案件、累計2万3000戸を超えるプロジェクトに参画し、日本国内外で培った住宅開発事業の知見とビンホームズの強みである大規模開発のノウハウを活かした、生活利便性の高いタウンシップ開発を実現してきた。
今回、ベトナムにおける事業をより加速すべく、ビンホームズとの間で、住宅、商業、物流などの不動産事業領域において包括的な戦略的協力に関する覚書を締結した。今後も両社の強みを活かし、生活の質とインフラの質を高める世界に通用する都市開発プロジェクトをベトナム全土で提供していく。